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物リストを作ろう

あなたは自分の持ち物をリストアップしたことがあるでしょうか?
また、あなたが一体いくつくらいの”モノ”を所有しているか、数えてみたことはあるでしょうか?

これは、私の座右の書の一冊である、『ドイツ式 シンプルに生きる整理術』(リタ・ポーレ著)という本の中に書かれていることなんですが・・・

今からおよそ100年前のドイツの農家には、平均で120個程度しかモノがなかったそうです。

ところが、数年前にドイツのハノーバーの大学生の何人かが、自分の持ち物を数えてみたところ・・・なんと3000個以上ものモノがあったそうです!

さぁ、あなたの家には一体いくつのモノがあるんでしょう?
想像もつきませんよね?(笑)


はっきり言って、モノが多いことは悪です。
もうこの際、言い切ってしまいましょう。

「モノが多いことは、悪で〜すっ!」

・・・フゥ。


では、それはどうしてでしょうか?


それは、自分が把握しきれない、制御しきれないほどにモノの量が増えてきてしまうと、どうしても目に付かないものが出てくるからです。

例えば、今日までの1年間のうちで、あなたの目に入らなかったものは、おそらくこれからの数年間でも、ほとんど目に入ることはないでしょう。

数年間目に付かないものが、果たしてこの先必要でしょうか?


同様にして、家が必要以上に広すぎるのも考え物です。
モノが多いことと同様に、スペースを使い切れないからです。


ここで大事なことは、「使い切れないものは必要ない」ってことです。


押入れなどの収納スペースも同様です。

『収納は多いほうがいい』なんてことをよく言いますが・・・

収納スペースが多ければ多いほど、その中身を把握するのが大変になってきます。

今、あなたの家の押入れに、何が入っているのか即答できますか?


答えられなかったものは、今のあなたにとって不要なものなのでしょう。

(これはあくまで”今この瞬間”ですよ。明日には必要かもしれませんから(笑))


とはいえ、持ち物の数というのは、ほんとうは頭の中でリストアップができる程度がいちばんいいのです。

むやみに多いことや広いことが偉いことではないのです。

”家の中でモノ探し”なんていう無駄なことはやめにして、もっと有意義な生き方をするために時間を使ったほうがいいでしょう。


さて、リスト作りは一度にやると大変です。

一部屋ずつ、いや、もっと狭い範囲から部分的にやっていくのがいいでしょう。

例えば、本棚ひとつ分やってみる、とか。


引越しが近いあなたはラッキーです。
物を減らすためにも、持ち物をリストアップしていってみましょう。

『わざわざリストに書き入れるぐらいなら捨てたほうがマシだ!』
と、思えるものがたくさん見つかると思いますよ(笑)

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・・・とはいえ、ぶっちゃけた話、今の日本の家庭で、持ち物を全部数えるなんてことは、かなり困難だと思います。

でも、全くやらないのと、少しでもやってみるのとでは、今後、気持ちの上で全然違ってきますからね。

ちょこっとためしにやってみることをオススメします。

いかに自分が自分の持ち物のことを把握してないかが、よくわかると思います。

そのことが理解できると、モノが家の中に入ってくることに、非常に敏感になってくると思いますので。

ぜひぜひやってみてくださいね♪

参考図書
ドイツ式 シンプルに生きる整理術(リタ・ポーレ著)

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